ハラオチが大事、事業内容を理解してもらおう

事業に関する社員研修って必要?

社員研修はそもそも何のために行うのでしょうか。スキルを身に付けたり、モチベーションを高めたり、その目的は様々です。しかし、多くの場合は目に見える利益があるものなどは真剣に受講する人が多い反面、内容が漠然としたものとなると、効果的な研修にはなりづらいものです。例えば、会社の事業にまつわる研修となると、いまいち受講者の反応が鈍くなりがちです。
しかし、こういった研修は本来、大変重要なものです。特に若い社員になると、「自社の事業内容を知らない」や「社長の名前や、どのような経緯で現在に至るのか」ということを答えられない割合が上がります。それはつまり、「会社の今後のビジョンも理解していない」ということの裏返しとも言えます。このような状況が継続してしまうと、社員の仕事に対する意欲が低下し、最悪の場合は営業活動などにも支障が出る恐れもあるでしょう。そして、その問題を防止するためには、研修をうまく利用することが一つの手段としておすすめなのです。

どのような研修が効果的?

しかし、前述の通り「ただ社歴を説明したり、事業内容について細かく解説する」というのでは、受講者の理解はなかなか進みません。自分で経験したことならばともかく、誰かの歴史を耳で聞いても、その内容を理解することは難しいのです。
大切なのは「腹に落ちる」、いわゆる「ハラオチ」です。例えば、「失敗談」や「苦労を乗り越えた話」を交えて解説して現状に至ったということを示しましょう。また、これまでの業績ばかりを語るのではなく、現在の業界がどのような動向にあるのか、その上で何をしていくべきを考えているか、といった筋道を示します。
その上で「かつて発生した問題に、自分ならどう取り組むか考える」や「今後の業界を見据えて経営者として立てるべき方針を検討する」といったテーマで、グループワークなどを行うと良いでしょう。受動的に説明を受けるのではなく、「自分の身近な問題・事情であると認識させる」ことでより腹に落ちやすく、実のある研修にすることが可能となります。